厳罰化はいけないことか?
2008-04-29


光母子殺人事件は犯行時未成年だったけれども死刑、責任能力を問われた夫殺害・切断事件は懲役15年。
 これだけで、というわけではないけれど、「刑が厳罰化している」と新聞に書かれていた。光母子殺人事件に至っては、「更正可能性を低くみたもので、厳罰化への流れを感じる」とあった。

 でも、厳罰化って悪いことなの?
 それよりも、「犯行時の精神状態」を争点にして、責任能力の有無を問うほうがよっぽど問題なような気がするんだけど。
 どんな精神状況であろうが、他人を傷つけたということが問題なのだから、そんなことで罪を免れようとすることこそ、断じるべきじゃないのか? 責任能力がないと判断された場合、病院に収容されるという話を聞いたことがあるけど、本当かどうかわからないし、収容期間だって、もし懲役刑を受けた場合より断然短いのでしょう? そんなのが許されるほうがおかしいと思うよ。
 一生罪を背負う、というのも間違いとは思わないけれど、人を傷つけたら、自分も同じことを身をもって知るべきでしょう。

 それはそれとして、厳罰化をいうなら、脱税とか収賄を即刻その対象にすべしと思うのは私だけ?
 死刑を“見せしめ”ということがあるけど、刑を“見せしめ”にするのであれば、脱税とか収賄で、不正なものを少しでも得た人は、すっからかんになるまで取り上げて、「脱税や収賄は割に合わないもの」を徹底すれば、少しはましな経営者や官僚が増えるんじゃないでしょうか?

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